楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

2014-09-24から1日間の記事一覧

本阿弥光悦の源泉は

本阿弥光悦。ご存知ですよね!あの名品碗の数々、恐れいります。光悦茶碗が堪らなくラブの方もおおいのでは?光悦の茶碗は写し茶碗を作る度に、自分好みで作っているなぁーと感じます。白楽茶碗の国宝である「不二山」なんか、光悦寺にある池を連想してしま…

持てるてんかの侘茶

桃山時代にワープ!これ、利休!ワシは赤楽茶碗が欲しい!長次郎に頼んでくれんか!(てんか)ハァ?黒楽茶碗の間違いでは? 侘は黒楽茶碗に限ります。(利休)侘とは持たざる者よ! ワシは、わんさと金を持っているので、侘は関係ないんーじゃ!(てんか)てんか…

長次郎の茶碗の寸法

長次郎の楽茶碗の口径は10.5センチ前後です。このサイズは手の中で凄く作りやすいサイズなんです。だからこのサイズになった!では短絡過ぎですか?実は私も、何故利休さんがこのサイズで長次郎に依頼したかどうか分からないんです。依頼しなくて、長次郎が…

戸惑う楽茶碗の飲み口

楽茶碗を製作していて、いつも悩む箇所があるんです。それは飲み口。作り方に悩むんです。長次郎や光悦などの茶碗の飲み口の作りと、今の茶碗の作りは似て否なりなんですよ。私はなるべく昔の茶碗の趣を知ってもらいたいので、昔のような飲み口にすると、飲…

「侘」は大変だ!

「侘」と言えば、茶道などで使われますが、「侘」とは錆びているような渋さを表している訳ではなく、このオヤジのような蓄えのない人のことを言っていると思うんですよね!こんな蓄えの無いオヤジでも茶道が出来るようにしてくれた。(オヤジはしないけどね!…

Copyright 2014 meiun All rights reserved.