楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

2014-09-28から1日間の記事一覧

月は一つでっせ!

浄土真宗の蓮如が、親鸞200回忌に参列したときのお話。一休さんは、ケンカばかりしている他宗派が多いので、蓮如に対して詠んだ句は、 「分け登る麓(ふもと)の道は多けれど、同じ高嶺の月をこそ見れ!」さすが、エッチなエッチな一休さん!

楽茶碗が焼き上がると水で一服!

私は楽茶碗製作者ですので、抹茶を良く飲んでいると思われますが、実は飲みません。茶碗の焼成は時に茶碗を歪めます。1碗1碗手作りですから、毎回上がりも違います。なので、楽茶碗が焼き上がると、その茶碗の飲み口が歪んでいないか?茶碗の形が歪み、持…

あえて自分の言葉で表現する素晴らしさ!

光悦の赤楽茶碗である「乙御前(おとこぜ)」。愛好者も多い茶碗です。手のひらにスッポリ収まる愛くるしい形からでしょうか?昨日、私の乙御前写し茶碗で、時間が無かったため、水にてその茶碗の雰囲気を味わっていただいたところ、その方は「オッパイの様な…

with 煩悩のすすめ

人間には「煩悩」と言う変な物が存在します。その変な物は108個もあると言いますね!物欲、食欲、性欲、等々。男女とも変わりはありません。108個もあるのですから、無くそうとしても大変です。ですから、その「煩悩」たるものを無くそうなんて考えないほう…

楽茶碗と人間は同じもの

楽茶碗は世に腐るほど存在します。私は楽茶碗を見るとき、「お前さんは何者なんだい?どうしてこの世に生まれて来たんだい?」と問います。特に印無き無名の茶碗に対して!男女とも異性と知り合えば知り合うほと、また好きになるほど、相手のことを知りたく…

そこにある美

昨日は、とあるお茶の会の方々との顔合わせがあり、失礼ながら遅くまでお邪魔させていただきました。楽茶碗についていろんな感想をお聞きし、各々の率直な感想を聞け、そのテライの無い率直な生の声を聞けて充実感ある時間を共にしました。一言で感想を表せ…

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