楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗や茶碗をオークションでゲットするポイント!

ヤフオクなどのオークションで、楽茶碗は多数出品されていますね!現代物や古い茶碗もあります。

今回は、茶碗の製作者からの目で見たオークションでの茶碗の選び方を書いてみようと思います。

○出品タイトルは参考までに

○作品の写真が少ない出品茶碗は避ける

○茶碗に関する内容は一切信じない

○茶碗の印影が釉薬で見にくいものや、印影の押しが甘い物は避ける

○茶碗サイズは大事な情報

○茶碗の風合いをしっかり確認する

○「箱書き」や「箱」に捕らわれない

その他は、オークションの一般的な取引の注意事項です。

【説明】
オークションの出品タイトルは、あくまで参考程度にしてください。タイトルが自分にとってインパクトが有り過ぎると、どうしてもタイトルを鵜呑みにして作品を見てしまう弊害が起こるからです。

出品作品の写真が少ないものは、その作品の固有な特徴を観察出来ないので、なるべく細部の写真まで掲載されている出品作品を見ることが大事です。

出品作品の説明では、作品の悪いところの出品者の説明は情報としてしっかり把握しておきます。「破損なのか?」、「当時からあった傷なのか?」という観察眼が必要な部分です。

作品の印影は作者にとっては命です。ですから印影はしっかり作品に押します。ですから、印影を曖昧にしたり、釉薬で見にくくすることはありません。

作品のサイズはその作者の個性や時代性が表れる部分です。特に古い作品はその時代の文化や流行りにより、サイズは時代を見るヒントになることもあります。

「風合い」とは釉薬の雰囲気や、その作品の品格を見ます。この部分はいろいろな作品を本などでいつも勉強して、目を肥やすしかありません。

「箱書き」や「箱」は一切信じてはいけません!茶碗の世界は中身の茶碗より、箱の方が価値があると言われるように、箱が命のため作品と中身の茶碗が違うことが多々あります。だから、箱書きや箱は一切見なくていいです。見るのはあくまで茶碗のみにしてください。

オークションで良い茶碗を見極めるポイントを簡単にまとめましたが、まだまだ良い茶碗はときたま出品されています。

このポイントを大事にして、良い茶碗をゲットしてください!

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