楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

赤楽釉の一味ですよ!

赤楽と「軽石」。両者の間には全く共通性は無いみたいに感じますが、実は「軽石」は赤楽釉薬に使う時も有るんです。

「軽石」とは、火山で出来るあの「軽石」です。一昔前は浴室に有りましたよね?カカトなどの角質を取るためのあの軽い石鹸大の石です。

赤楽の釉薬は透明釉を使いますが、その透明釉に軽石を混ぜると、透明釉の味わいがまた変わります。

混ぜる割合は透明釉の20%位から焼成試験を繰り返し、好みの風合いを作り出してください。

問題の「軽石」の入手先ですが、浴室用品売り場に行けば、今でも「軽石」は販売していますので、石鹸大の「軽石」を一つ購入すれば大丈夫です。

但し購入時は、なるべく黒い部分が無い「軽石」を購入してください。

購入した「軽石」はハンマーで細かく砕いて、乳鉢で更にパウダー状にしたらオーケーです。

江戸時代も赤楽の釉薬には「軽石」を使用していました。

そんな「軽石」の味わいを楽しんでくださいね!

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