以下、尾形乾山の『陶工必用』から。
楽焼薬之覚(仁清より)
○楽焼白薬
(赤楽にもこの薬を用いる)
白粉 百目
日岡石 拾五匁
びいどろ 五匁
○内窯焼のかけ薬(押小路焼/孫兵衛より)
白粉 百目
日岡石 四拾目
○内窯焼のかけ薬(乾山より)
白粉 百目
日岡石 三拾五匁
※白粉=鉛白
日岡石=日岡珪石
びいどろ=ブリット
※単位の『目』と『匁』は同じと考えて良いです。10の倍数は『目』を使用し、それ以外は『匁』を使うだけです。
『1匁』は五円玉一枚の重さに相当し、3.75gです。
赤楽の上薬の調合ですので、赤楽を焼かれる人は是非試してください!