楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

赤楽の少し大きめな窯を作るには

今日は少し大きめな赤楽窯の話です。動画で見れば形は一目瞭然ですが、材料は耐熱耐火煉瓦と耐熱耐火セメントで製作します。

 

直径は60センチ位の窯で燃料は薪です。薪の材質はナラですよ。

耐熱耐火煉瓦を円形に置き、その間に耐熱耐火セメントにて隙間を埋めていく簡単な窯です。

 

面倒な作業は耐熱耐火煉瓦を半分に割ることですかね!綺麗に半分に割る作業はコツがいります。しかし何個か割れば次第に慣れて来ますので安心してください。

 

一段目が終了したら、二段目を積み上げますが、一段目の継ぎ目と互い違いに積み上げ、継ぎ目が一段目と二段目が重ならないように積み上げてください。

 

そして二段目にはレンガでの棚板を載せる爪となるレンガがそのままの長さで3個ついています。この爪が無いと棚板は載せられませんので注意してください。

 

その後は同じように積み上げていきます。

 

棚板はダイヤモンドカッターにて円形に切りますが、私も少し割れてしまいました。多少は気にしなくても良いと思います。

 

最後の上に乗せる蓋ですが、私はセラミックボードで作りましたが、無ければ鉄棒を2本窯の上に渡して、瓦等を載せればそれでオーケーです。

 

火入れは始め、薪の小割りで進め、火力が大きくなってきたら大割りの薪に変えます。

 

棚板が大きいので直接に作品に火が当たらないために、一度に4碗は焼けます。

 

いろいろな窯を作ってみたい方は是非作ってみてください。

 


楽茶碗 迷雲 「楽窯」 - YouTube

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