楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗焼成に必要な『火鋏とホド』

黒楽茶碗の焼成に必ず必要となる道具に『火鋏』があります。

この『火鋏』なかなか手に入りません。あったとしても、なんか既製品ぽいのです。と言うか既製品ですね。

黒楽茶碗は鋏跡が見所の一つなので、茶碗の鋏跡は妥協出来ません。

ですから、火鋏まで自分で製作しなくてはならなくなり、面倒なんです。

茶碗側面の形状により、しっかり茶碗を挟める形状でなければ、見所となる鋏跡はしっかり付かなく、お話になりません。

なので数本は先の形状の違う火鋏が必要になるのです。

作り方は鍛冶屋と同じで、ハンマーでコンコンです。

鉄は常温では硬いので火で炙りますが、専用の窯と言うか、道具を用意します。

この道具は『ホド』と言います。私は、簡単に七輪を改良してホドにしています。

この『ホド』でフイゴを連結して炭を起し、鉄材を真っ赤に熱してトッテンカッテンと鋏にしていきます。

楽茶碗を作ることは、その過程に於いて現代では何かと材料も自分で作らならなければなりません。

そして、道具も同じく作らなければならないんです。

まだ、動画編集する高性能なエンコードPCがないので、これらの作り方を動画で紹介出来ませんが、いつの日か動画で紹介しますからね!

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