楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

文具のぺんてるとマツダのスカイアクティブ

昨日、ぺんてるから発売されている現場用の「Air Press」なるボールペンを買いました。

クリップがしっかり作られており、ノックする度に中に加圧ポンプらしきものがあるらしく、どんな姿勢で書いてもインク切れが起らないというペンでした。

昔、スペースペンと言うアメリカ製のペンがあり、アポロ11号で月に行ったペンですが、その機構も加圧でした。

そのペンは確かリフィル自体が加圧密閉されていたものだと記憶しています。

文房具には余り興味がない私ですが、この購入したペンに一つ余計なものが付いていました。

ベンの真ん中部分に窓があり、中のポンプ機構が見えるようになっているんです。

確かに機構的には優れていますが、機構をワザワザ見せなくてもいいんじゃないの?

今まで全く楽茶碗とは関係ないように思えても、私が使っていて便利だと思う物はYouTubeの動画で紹介してきましたが、PCのタフブックやMARATHONの時計にしてもムダがなく、機能一辺倒だったんですが、このペンの窓は何かシックリ来ません。

機能重視は古い男なのかもしれませんね!

話は少しずれて行きますが、私はマツダの車が好きなんですよ。

今テレビなどで宣伝している「SKYACTIV(スカイアクティブ)」エンジンなんですけど、このエンジンは本当に凄いんです!

女性の方はちょっと興味がないことですが、通常のエンジンのエネルギー変換率は20~30%位なんですよ!本当はガソリン燃焼で100%のエネルギーが得られれば最高なんですが、摩擦熱やタイヤ等の摩擦エネルギー損失により、実際は20~30%のエネルギーで車は走っているんです。

無駄ですよね!エンジン理論では60%まで引き上げられる可能性は秘めているものの、現在の技術ではまだ不可能な域なんです。

しかし、マツダは今世紀のエンジン技術に於いて画期的な発想を行い、ノーベル賞に値する位の発明をしたんです。

その発明とは、エンジンは空気とガソリンの混合気を圧縮して爆発させ、その爆発エネルギーを回転運動に変換して走ります。

爆発エネルギーが大きければ、それだけ回転するエネルギーが得られることは誰でも想像は出来ますよね!

その爆発エネルギーをマツダは上げたのです。

混合気を圧縮して爆発されると言いましたよね!その圧縮率を高めればそれだけ大きな爆発が得られるんですが、今までのF1を含めた自動車技術では圧縮比が11:1以上になると(11の体積の混合気を1の体積にすること)、異常燃焼を起こしてしまい、勝手に爆発してしまいエンジンがコントロール不可能な状態となり、出力は全く得られなくなるというのが世界の常識だったんです。

しかし、マツダはその常識に疑いを持ち、14:1まで圧縮比を高めることに成功したんです。そのニュースが世界をびっくりさせたんです。そんなことは有りえないと!

しかし、世界の自動車業界でその圧縮比は実証され、「SKYACTIV(スカイアクティブ)」は世界に於いては大発明になったんです。

圧縮比が上がると言う事は、エネルギーも得られるし、同じガソリン量で多く走れるというエコにも繋がる技術なんですよ!

そんな大好きなマツダですが、ここに「FURAI」というマツダのレースカーをついでに紹介します。

女性の方はちょっと我慢してください。

この「FURAI」のデザインを見てください!いたる所に風をイメージしています。それも風力学的にです。単なるデザイン馬鹿ではありません。

デザインと技術は同一線上にあることの証だと思います。

楽茶碗のことも最後にイッパツ!楽茶碗も技術と味わいは同一線上です!

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