楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

ちょいミス禁止!目ん玉防御作戦!

楽茶碗の焼成中はいろんなアクシデントが起こります。焼成している最中に茶碗の台にあたるトチが割れてしまい、茶碗が窯の中で傾いたり、直火焼成している時に窯壁が割れて茶碗の見込みにはいったり、ありとあらゆることが発生するんです。

それらは焼成の宿命と思っていますが、単純にうっかりミスも自分で起してしまうことがあるんです。

それは窯道具や焼成に使う道具が熱いのにうっかりミスで触ってしまうこと。

粘土で出来ている窯道具も500度以外の温度に下がると、もう赤くはなく通常の色なので見た目には全く分かりません。

出したばかりの焼けたトチをうっかり触ってしまうんですよ!

自分では分かっているんですけど、次の炭入れなどの作業があって、またその時にアクシデントが発生したら、それに頭がいってしまい、もうアウト!

500度の熱さは100度の熱さではありません!当たり前ですが、触った瞬間は熱くは感じません。だからしっかり持ってしまう。

次の瞬間、肩まで激痛が来ます。触った指は真白。

福島の311の原発事故ではないですが、トラブルや作業が重なり、再度トラブルが発生すると、普段注意を怠らなくても、トラブルや事故は発生しますので気をつけてください。

釉薬に使う石を砕く時。炭切りをする時。炭を窯に入れる時には目に気をつけてください。

出来れば上記の作業時は作業メガネで目を防御してください!

茶碗の焼成中に窯の中の茶碗の焼き加減を見定める大事な目ん玉ですからね!

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