楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

私の携帯ツール

今回は私がいつも携帯しているツールを紹介します。

アメリカのGERBER(ガーバー)と言うメーカーのマルチツールです。

マルチツールは各社から販売されていますが、このGERBERは軍用です。

ですから、味も素っ気もないガンタ(ピストルと同じ色)ですが、とても丈夫に作られていて実用には最適なのです。

今使用している楽窯は、動画で紹介していますが、江戸中期の再現窯です。

その窯は三分割で円形になっており、は針金で留めているんですよ。

しかし、焼成中に窯の熱膨張により、針金が緩んだリ、また切れたりします。

そんな時でもこのツールで直ぐリペア出来る道具なのです。

前に話したように、案外私は軍用品を楽茶碗の焼成に関して使用しているんですよ!

PCのタフブック、MARATHON社の腕時計、靴などです。

一見、楽茶碗の製作や焼成と軍用品とは真逆にある感じですが、汚れる、過酷状態で使用する、スピーディーに使えるなど、市販品には無いメリットがたくさんあるんです。

靴で言えば、軍用ブーツのソールはあの有名なビブラム社のソールなんです。

だから、ソールはやたらにタフそのもの!なかなか減りません。

今回紹介したGERBERのツールでも鉄製ですが、ロックウェル硬度(硬さの単位)はピストルの銃身位の硬度はあると思います。

軍用ですから丈夫なのは当たり前ですね!

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