楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

黒楽茶碗焼成に必要なフイゴ。擬音でイメージを!

黒楽茶碗の焼成には必ず必要なフイゴ。
何故フイゴが必要かと言えば、フイゴが無ければ温度が上がらず、加茂川石を融かせないからです。

その絶対不可欠なフイゴの吹き方ですが、昔から「太鼓吹き」、「灰落とし」など、いろいろな吹き方があります。

焼成中は絶えず窯の状態を見ながら、フイゴの吹き方を変えていきます。

そこで、その技術を教えていくために、私は擬音を大事にしています。

「スーっと」、「ズドンと」、「ホワーっと」、「タカタカ」、「す~こら、す~こら」などです。

日本の楽茶碗に関する古文書の欠点は、必ず「吟味すべし」で終了。

分かる訳ありません。イメージが掴めないんですよ!吟味すべしだと。

だから、私はこれからも擬音のオンパレードになります。

その擬音のイメージで事を進めれば、「吟味すべし」の時間が短縮されますからね!

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