黒楽茶碗焼成に必要なフイゴ。擬音でイメージを!
黒楽茶碗の焼成には必ず必要なフイゴ。
何故フイゴが必要かと言えば、フイゴが無ければ温度が上がらず、加茂川石を融かせないからです。
その絶対不可欠なフイゴの吹き方ですが、昔から「太鼓吹き」、「灰落とし」など、いろいろな吹き方があります。
焼成中は絶えず窯の状態を見ながら、フイゴの吹き方を変えていきます。
そこで、その技術を教えていくために、私は擬音を大事にしています。
「スーっと」、「ズドンと」、「ホワーっと」、「タカタカ」、「す~こら、す~こら」などです。
日本の楽茶碗に関する古文書の欠点は、必ず「吟味すべし」で終了。
分かる訳ありません。イメージが掴めないんですよ!吟味すべしだと。
だから、私はこれからも擬音のオンパレードになります。
その擬音のイメージで事を進めれば、「吟味すべし」の時間が短縮されますからね!