利休の切腹後に茶頭となったのは、古田織部ですよね!
この織部の沓茶碗と楽茶碗は何故か親戚通し、て言うか兄弟みたいなものです。
形は全く違いますが、意匠が同じなんですよ!
黒織部や織部黒茶碗の高台や高台脇の土見せ部分を良く見てください。
土見せ部分では側面から釉薬が施されていますが、一方は直線、他方は乱れた曲線にしています。
高台も同じく、高台回りがウネウネだと、高台ないの立ち上がりはクッキリ。
全て相重なる陰陽にしています。
この考えや意匠は楽茶碗と全く同じです。
陰陽の基本はしっかり押さえて、武士たる造形を表現したのが、織部黒であり、また黒織部だったんでしょうね!