楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

茶碗の見方はいろいろ。私はマクロとミクロ!

今日は茶碗の見方について講義です。
座学の聴衆者の方々が喜んで頂けたら嬉しいのですが、どうなることやら。

茶碗の見方というのは、凄く漠然としており、マクロとミクロがあります。

そのマクロとミクロも私の見方は一般的ではありません。

誰々が持っていた。箱書きは。誰々作。
なんて言うことは、私の茶碗の見方の中のマクロとミクロにはないんです。

ですから、とても一般的ではありません。

私のミクロは、茶碗の造形となります。
「用の美」が有るか無いか!「陰陽」の表現はどのように表されているか?などです。

そしてミクロの見方は、その茶碗の技法となります。どのように茶碗は作られているか?

釉薬焼成方法は?表現にどのような技法を使っているか?などです。

とても変わっているでしょ?

でも、一般的な茶碗の見方は、今やネットでも、書籍でも調べられますよね!

だから、そこは一切スルーなんです。私自身もスルーですからね!

でも、一般的でない茶碗の見方が分かるメリットもあるんですよ。

慣れてくれば、茶碗を見ただけで、すぐその茶碗の素性が分かります。

釉薬を見ただけで、いつ頃の茶碗だとか、腕がある人の茶碗だとか、贋作だとかね!

一般的でない茶碗の見方が良いか悪いかは分かりませんが、役に立つことは事実なんです。

変テコな茶碗を買うことはなくなるし。

とにかく、今日はみなさんに喜んで頂くように頑張ります。

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