楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

聞いたこと見たこと無い茶碗

「木守」、「大黒」、「小黒」、「再来」、「臨済」、「検校(けんぎょう)」、「早船」、「東陽坊」と言う茶碗を利休が選んだと、江戸時代中期の本に書いてあった記憶があります。

「木守」、「大黒」、「早船」、「東陽坊」はいろんな本で馴染みある茶碗ですが、他人は?

特に「小黒」?こんな茶碗は知りません。

また赤楽茶碗の「無一物」は?黒楽茶碗の「カムロ」は?

江戸中期の本だから当てにはならないのか、時の利休が毎回選び出す茶碗が違うのか、伝承が間違っているのかは分かりませんが、人の好みですから当てにはならないと言うことですかね?

しがし、「小黒」は少し気になります。

銘からして、「大黒」と反面する兄弟分ですから!

今はどこにあるんでしょうかね?昨夜のニュースにあったモーツァルトの楽譜が見っかったように、今はなき茶碗が見つかり、それに関する文章も見つかったら、「トルコ行進曲」のように現代演奏されているリズムと音が違ったように、見たが変わり面白いのになぁ~!

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