楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

自然にはかなわない

大型の台風もやっと日本を通過したようですね!

しかし、各地に被害も出ているようだし、また御嶽山の捜索も難航しそうだし、自然界の力に対し無力を感じます。

こんな時に楽茶碗のことを話すのは恐縮ですが、茶碗を作り続けていると、自然と共存していくことの難しさを感じることが度々あります。

その日の天気、気温、湿度、気圧等が毎日変化しますね!

その変化が乾燥を狂わし、茶碗全体の厚さを意図的に変えた作品が、急激な気温差により割れたり、また焼成最中に雨が降り出して湿度が上がり、色の発色が冴えなくなったりします。

でも、天候だけは自分ではどうにもならない!

漁師さんも全く同じです。

海が荒れていたら、漁には出れない。
海が荒れていなくても、魚がいなければ取れない。

考えたら、昔ながらの第一次産業はもっと大変です。

まだまだ甘いオヤジでした!

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