楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

銅鑼、銅鑼、ど~おら

皆さん、「銅鑼(どら)」は知っていますね!

シンバルの一枚が紐でぶら下がっていて、叩く楽器のような変な物を。

茶会などで「用意が出来ましたよぉ~!」と言う合図に鳴らす道具でもあります。

この銅鑼、銅と錫の合金で、その合金は砂張(さはり)と言うんです。

砂張は昔から使われていて、唐物の「舟形掛花入れ」にも使われている、有名な合金なんですよ!

同じ銅と錫の合金なんですけど、両者の配合割合が異なると、「砲金(ほうきん)」と言い方が変わり、大砲に使われる金属になります。

五円玉は、砂張でも砲金でもない真鍮です。真鍮は銅と亜鉛の合金なんですよ。

話は変な方向に行っていまいましたが、砂張の銅鑼は貴重です。

音も何とも言えない良い音らしいです。

私もその音は聞いたことがないですが、良い銅鑼は砂張で出来ていることだけは覚えておいてくださいね!

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