楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

思い思いの造形を!続き

前のブログの続きでハート形の楽茶碗の色について書きます。

この茶碗は赤楽にします。なぜ赤かって?黒のハート形茶碗ではなんか変でしょ?単純な理由です。

でも、ここからが問題!赤といっても多種多様。

単純に黒楽、赤楽の問題ではありません。

イメージしてください。皆さんは現在好きな人はいますか?

その好きな人のハートだと思ってください。

その人が大好きであればあるほど、そのハートの色は何でも良いとは思わないでしょ!

その人にあった色合いを求めるはずです。

楽茶碗の色合いを決める時は、その茶碗に対して何を想い、何を考えるかにより、より微細な色合いにこだわるようになります。

そのこだわりがないと、毎回焼いても同じ色の赤楽しか焼き上がりません。

つまらないでしょ?

ですから、始めはただの赤楽で良いですが、焼きが成功したら次の焼きは、自分なりの茶碗に対するイメージを反映するように、原料の配分を少し変えてみて、イメージする色合いに挑戦してください!

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