京都や萩、、、土もいろいろ!
利休の時代が終わると、次は古田織部の時代になるのはもうご存じですね!
これをやきものの観点から見ると、楽から織部焼となります。
楽茶碗は聚楽土という赤土です。産地は勿論京都ですね。
織部焼は美濃です。場所は土岐と言うところになります。織部焼は主に今で言う五斗蒔土という白土を使っています。
この主にと言った訳は、赤土を使っていることもあるからです。
楽茶碗にしても、楽家三代の道入(ノンコウ)や交友のあった光悦なども白土を使用しています。
土は日本全体で言えば、赤土は白土より多くあります。
その典型が萩焼です。
萩焼と言えば、山陰の萩が産地ですが、萩周辺は白土が余り取れないために、昔から山陽の防府市の四つ辻から大道土と言う白土を萩まで輸送して萩焼を作っていたんです。
だから同時は白土は貴重だったため、また使用量を節約するために大道土の白化粧が技法が発達しました。
現代では材料店から簡単に赤土も白土も手に入りますが、昔は大変だったのでしょう。
楽茶碗も聚楽土だと決めつけずに、いろんな土で試してくださいね!