楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

素焼きの温度で色合いが変わる!

今日予定いていたフノリ作りと施釉の動画撮影、ボケていて素焼きを忘れていました。

素焼きしなければ、フノリも必要無いので、先ずは素焼き優先となり素焼きしました。

私の場合は通常の素焼き温度よりは低く、700度で素焼きは終えます。

素焼き温度が高いと作品も丈夫となり、また有機物も燃焼しますが、温度を低く焼き終え、焼締まりを余りさせないで施釉する方が、3層となるので色見が良いからです。

要は素焼き温度が高いと土が締まるので、釉薬が入り込まないために、胎土と釉薬の2層に焼き上がります。

しかし、素焼きを低い温度で止めると、まだ土が締まっていないために、土の中に釉薬が入り込み、胎土と釉薬の間に胎土&釉薬の中間層が出来て3層となる訳です。

この2層と3層の違いは大きく、比べて見ると一目で3層の方が色が奥ゆかしくなります。

まぁーそんなことで、素焼きしました。

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