楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

内田さんの演奏を聞いたら、是非カデンツァと27番を!

昨日紹介した内田光子さんの演奏はどうでしたか?

内田さん、なかなか見応えあるでしょ!
モーツアルトのピアノ協奏曲に命を賭けていますから、あの表情なんですよ!

モーツアルトはなんと言ってもピアノ協奏曲です。ソナタからオペラまで生涯たくさんの楽曲を作曲しましたが、内田さんの様にピアノの中心に置いて、自分でピアノを演奏しながら指揮をしていたんです。

ですから、まるで内田さんのYouTube動画と同じ状況。

協奏曲は三楽章で構成されていて、楽章の終わり近くにカデンツァと言う、独奏部分があります。

ピアノ協奏曲だったら、ピアノの独奏です。ここが、ピアノ奏者の腕のみせどころなんです。

作曲家の主題メロディを元に、即興で独奏しなければならない場面なんですよ!

腕試しですね!

モーツアルトカデンツァを残している曲はモーツアルトが弾いたカデンツァを弾きますが、楽譜が存在しない協奏曲は、ピアノ奏者が頑張ります。

そんなモーツアルトのピアノ協奏曲ですが、27番で終わってしまいます。

人気がだんだんに無くなって来て、生活も苦しくなり、毎日借金する苦境にたたされていたんです。

何故なら、余りにも斬新過ぎて、当時の人の理解を超えてしまったんですよ!

でも現代、世界中で発売されているCDやドラマやCMに使われている曲はモーツアルトが断然に一番なんです。

人生って皮肉ですよね!今だったら著作権だけで大金持ちなのに!

そんな訳でピアノ協奏曲は27番で終わりをつげます。

興味ある方は、是非27番を聞いてみてください!

モーツアルトのその時の心情が全てのメロディと音に表れていますから。

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