長次郎や光悦の茶碗を作りたい人の鉄則
楽茶碗の製作で一番大事なことは、「用」がしっかりしていなければ、話になりません。
いくら、形が良かろうとも、色が良かろうとも、話になりません。
「用」とは、お茶の点てやすさもありますが、茶碗を持ったとき、茶碗が安定しない茶碗は「用」が成り立っていない茶碗となります。
そこで、今回は茶碗の持ちやすさを説明します。
まず、左手は「親指」と残りの4本の「指先」が大事になります。
共に茶碗にしっかり密着するように、また滑らないようにツクリコムことが大事になります。
特に、指先4本は手前に押さえ込みが効くように作り込みをします。特に小指は大事です。
次に右手側を話します。
右手も同じく、「親指」と中指、薬指、小指が大事です。人差し指は軽く添わせる位なので、普通で構いません。
こちら側も小指が大事です。しっかり茶碗を絞める感じで茶碗を持てるようにしてください。
これは、丸い茶碗でも、角い茶碗でも同じです。
長次郎や光悦の茶碗を作りたい方は、必ずこの鉄則を忘れないでください!