楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

今日はこれから試験焼成です!

先ほどハート形赤楽茶碗と試験用の赤楽茶碗の素焼きが終わりました。

試験用の茶碗の方は、施釉が済んで乾燥中です。

明日まで乾燥させたいのは山々なのですが、明日迄に本番のハート形赤楽を焼かなくてはならないので、今日中には試験焼成をしなければならない強行スケジュールなんです。

今日の試験は、釉薬の上にあえて黄土を再度施したものです。

どうなるかは全く分かりません。

何故なら、釉薬の上に黄土を施すなんて、元来の技法ではないからです。

しかし、ダメかダメではないかを自分で試して経験しないことには、何も言えないので、まずは実験あるのみなのです。

こうして今までにたくさんの試験をしてきましたから、失敗例なんか腐るほどあります。

でも、不思議と失敗から昔の技法が分かることがあるんです。

だから、無駄でも試すんです。

今日の試験はどうなるだろう?

万が一成功したら、明日本番の焼きに使いますよ!

このハート形の茶碗でね!
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