楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

伝統は守るだけだはなく、オープンこそが伝統では?

昨夜は、また英語圏YouTubeに日本の楽をアビールするために、動画を作りアップしました。

黒楽釉薬の配合です。

以前にブログでお伝えしたかどうか、忘れてしまいましたので、再度書いておきます。

加茂川石は5

鉛白は2

白玉は1

これが私の基本です。

一般では、ベンガラやマンガンを加えるみたいですが、例えだすが私は食品で良く言う添加物は好きではありません。

それだけに、加茂川石を黒く出すには、フイゴのテクニックが必要となりますが、味わいがある色となります。

楽は長次郎に始まり、今や世界中の楽として定着しています。

表現は国々で異なりますが、長次郎が祖師であることは、世界中が認識していることなんです。

知識で言えば、日本人より進んでいます。

私が思うに、楽は日本の場合は、どうしても茶道と密接に関わりがあるため、いろんな制約がありますが、その制約により、自由さが失われ一部のみの秘伝となってしまった経緯があります。

でも、今やそんな時代ではありません。
情報を共有しあい、世界で皆が切磋琢磨しあい、より良い楽の世界をと考えます。

伝統は重きに置いて尊重し、伝統を生かすパワーが必要ではないかと!

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