楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

『名称が急に変わります』

先日NHKの番組で「聚楽第」はジュラクダイではなく、ジュラクテイと最近では呼ばれると説明していました。

???何時から?

知りませんでした!

このオヤジだけが知らなかったのかなぁ!

そう言えば大阪の堺にある仁徳天皇陵も今は大仙陵古墳とか言いますよね!  

何で名称が変わるんでしょうかね?
文献でも出てきたんでしょうか?

今、社会のテストをしたら中学生より成績が悪いと思います。

それに比べたら陶芸の世界は何か名称が曖昧です。

地方に窯が分散していましたから、名称は異なる部分は仕方のないことですが、古文書などを見ていると、大分名称に違いがあります。

志野は「篠」などは典型です。

先日YouTubeにアップした「姫谷焼」の登り窯も正式に言うなら「半地下式登り窯」となります。

今は半地下式の窯はないんじゃないかなぁ~!

半地下式の利点は窯の屋根を低く出来ることです。

屋根が低いということは、それだけ丈夫になります。土を掘るのは難儀ですが、築窯は容易くなります。

でも、半地下式にしても、またそうでなくても、地面の上にただ築窯する訳ではありません。

どちらにせよ、しっかり窯下の平面はしっかり作りあげないと、地下の水分は上昇してくるし、熱は地面を通してどんどん奪われていきますので、その対処は昔からしっかり作っているんですよ。

今夜は美濃の大窯の窯材料や窯道具の動画を編集してアップしますので、明日でも見てくださいね!
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