美濃の陶工の心粋
今朝早朝にアップした美濃の窯道具はいかがでしたか?
作品ではないので、つまらないかもしれませんね!
でも、当時の陶工たちの生きざまの遺品なんですよ!
窯を焚く前には、必ず窯詰めと言って、窯の中に作品を詰めなければなりません。
その窯詰めの如何によって作品の出来の善し悪しが決まります。
なので、その窯詰めは製作以上に真剣勝負でもあります。
その真剣勝負の時の時空間を超えた生き証人でもあるんです。
このオヤジは、昨年の8月と先週に知人を失いました。
共に最後の別れも出来ず仕舞い。
なんと、人間というものははかないものだと思います。
美濃も志野や瀬戸黒、そして黄瀬戸などの名品を産み出しました。
そして、古田織部が他界してから人知れず世間から忘れられた窯となりました。
昭和にあらためて脚光をあびた美濃ですが、その陶工達の生きざまを見て欲しくアップした次第です。
ただの粘土の塊ですが、作品と同じように見てもらえたら幸いです。