楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

『フイゴの棒の内部側加工』

おはようございます!
昨日のフイゴ製作は小休止しましたが、本日は頑張ります。

本日の作業は、フイゴの引いたり押したりする棒の内部加工です。

本来のフイゴの棒はお話したようにカシの木で出来ていますが、今回は外材の使用。

このフイゴの棒の加工は二ヶ所あります。一つは握り手。もう一つは内部側となる部分です。

本日はその内部側の加工となります。

その加工とは、ピストンを取り付けするための加工です。

昔ながらの本物の棒は角棒からの削り出しなんですが、この削り出しは物凄く大変なんです!

角棒の中心を出してから、小刀で黙々と削って行くのですから、棒一本で一週間は楽にかかる大仕事となります。

また、慣れていないと削り出した丸棒が真っ直ぐな棒とならなくなり、使い物なならなくなるので、今回は皆さんが簡単に出来る方法を取り、丸棒の先端部分を少し加工して角とする方法にしました。

でも、丸棒から中心をあわせて角にするのは、それでも大変ですよ!

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