楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

『「楽焼」から「楽茶碗を焼く」へ』

焼きの話が続きますが、もう一点大事な事があるので話します。

それは、「楽焼き」と「楽茶碗の焼成」とは全く次元が違うと言うことを覚えておいてください。

楽釉を含める低温釉薬は、やろうと思えば七輪を改造した楽窯で、温めた茶碗を窯に入れれば10分もかからずに釉薬を融かすことは可能です。

これでも楽茶碗は楽茶碗で間違いありません!

私の独断的な思考ですが、これは楽焼きです!(あくまでこのオヤジの感覚ですよ!)

楽茶碗は趣ある焼きにしなくてはなりません。なのでじっくり焼いて完成させていくのです。これが楽茶碗を焼くと言う行為となります。(これまたオヤジの感覚ですよ!)

皆さんには簡単に焼ける楽焼きから初めても一向に構いませんが、最終目的はやはり楽焼ではなく、楽茶碗を焼くというようになって欲しいと思います。

別にわざと難しく思わせる意図は全くありません!

本物の楽茶碗を焼けるようなみんなになって欲しいのです。

Copyright 2014 meiun All rights reserved.