楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗の話ではないけど、壷は安いよ!

先程、ヤフオクにて楽茶碗を確認したら良いものが無かったので、浮気して備前を見たら1つだけ良い壷がありました。

今は壷が信楽にしても備前にしても買い時期なんです。

何故ならば住宅事情により、壷は買い手がいないため、昔より凄く安くなっているんです。

そんなことで見ていたら、桃山と歌っていながらそうではなく、江戸時代中期だったり、後期の作品もありました。

備前も楽茶碗と同じく、細かい部分まで見ないと安易に手を出してはダメなんです。

例えば、底に窯記しがあるものは、もう桃山ではありません。

窯記しが邪魔になってからの作品なんです。

その前までは、これが俺のだ!と言わんばらりに壷なら肩辺りに堂々と入っています。

あと、備前で見所となっている「サンギリ」とか「黄ゴマ」に惑わされてはいけません。

いろいろあるのは近世の作品に多いです。

もし、備前の伊部に行く議会がありましたら、駅の南側にある南大窯に行ってみてください!

物原には沢山の破片が転がっていますから。

そんな物原に転がっている陶片を見るだけでも勉強になるものです。

もし、皆さんの中で御自宅が大きく、玄関も大きいのならば、備前信楽の室町から桃山時代の壷を傘いれにするのも洒落ていますよ!

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