客寄せパンダみたいだ!
最近、楽茶碗のことについて、ブログにはあげていませんが、織部の向付にしても、志野にしても意匠が同じところがたくさんあるんです。
例えば楽茶碗の土見せ茶碗(腰から高台に至るまで釉薬を施してない茶碗のこと)などは、高台を中心にして茶碗をみると、釉薬の境目がある箇所は直線的となり、また他の箇所は曲線となっています。
(昔の茶碗はですよ)
昨日話した織部の向付の両サイドにある緑釉の施し方と同じですね!
これは志野茶碗や瀬戸黒、そして黒織部や織部黒にも言えることです。
作品の呼び名や種類が違っても、その時代特有の文化がそこには存在するんです。
ですから、その時代の文化をしっかり把握することがとても大事となります。
でも、最近のやきものの企画展などは、何か良くないと思うんですよ!
有名な作品は確かに展示してあり、価値も十分あるのですが、その展示品の文化をしっかり把握していないイベント屋さん何かが加わっていると、説明もポップもただの客寄せパンダみたいになっていて、例で表せば「なんでここにパンダがいるの?」なんて言う感じなんです!
イベント屋さんもイベントテクニックや企画ぁけではなくて、文化が理解しやすいイベント内容にしてくれたらいいのにと思います。
皆さんはどうですか?