楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

「えぇ~こんな茶碗?」

本日紹介したヤフオクの出品茶碗は、正直言って「これがぁ~?」なんて言う感じだったんじゃないでしょうか?

茶碗の形状もこれと言った良さや特徴はもなく、「引っ付き」もあるし!

でも、この茶碗は江戸中期からサヤ内で焼かれている加茂川石を使用した典型的な黒楽茶碗なんです。

ですから、この釉調も楽茶碗を焼く人にとっては、一つの問題集的な役割となる茶碗なのです。

茶碗ってとても面倒な代物なんです。釉薬の溶け方で全く雰囲気が違った茶碗になってしまうからです。

ですから、参考書や問題集を買うのと全く同じ感覚で、なるべく安く目的の茶碗を手に入れることが大事なんですよ!

そして手元にそれらのサンプル茶碗わ参考にして、同じように焼く挑戦をするんです。

形は各自の好みで構いません!でも釉薬や釉調は同じように再現することが力となって行きます。

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