楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗も「失敗は成功の母」

昨日紹介した動画の件で、今週はバタバタでした。動画の編集は時間を要します。

フイゴの製作も止まっているし頭が痛い。

時間がいくらあっても足りないオヤジです。

何でも物を作り上げることは時間を要しますね!

馴れてくれば多少は時間も短縮されますが、その短縮された以上にその上を目指すようになるため、また時間が足りなくなるというスパイラルの繰返しとなります。

これは楽茶碗に於いても同じです。

始めは焼けたことが嬉しくなります。次には始めより良い物が焼けるようになり、もっと嬉しくなります。

そうして続けて行くと、今まで良いと思っていた茶碗が新しく焼いた茶碗より良くなくなり、そしてもっとこうしたいという欲が出てきます。

そうして行くと、ある時限界が来るのです。どうやっても思うように焼けない時が来ます。

そこで、何が今までと違うのか?を考えるようになり、その間違いを探すようになります。

そこが案外しんどい難関です。

マイナスを0に持っていく作業だからです!

やっと0に戻せたら、今度はプラスに持っていくために、新たな挑戦をするようになります。

しかし、その挑戦が一発で上手く行く時もあれば、そうでない時もある。

上手くいけば、新たにまた挑戦したくなるけど、また失敗が続くこともある。

これが、楽茶碗の流れなんです。

大事なことは、メゲナイこと!

これが、楽茶碗を上手く焼くコツなんです。

シンプル過ぎますが、本当の話です。

始めの内はどれだけ失敗したか!が重要となります。

失敗は楽茶碗に於いても成功の母なんです!

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