楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

茶碗は小指が大事なんです。

そうだそうだ、小指の話をしなくては!

楽茶碗の製作にも関係しますが、茶碗を持つときには、小指がとても大事なんです。

ヤクザ映画なんかで、オトシマエをつける時に、エイッとばかりに小指を短刀で摘めるでしょ?

小指が無くなったら、刀もピストルも握る手に力が入らなくなるからなんです。

存在は小さいですが、それだけ大事な小指なんです。

さて、小指の大事さが分かったところで、茶碗を製作する最終段階に於いて、作り上げている茶碗をあたかも焼き上がった茶碗のようにイメージして、その茶碗のイメージを確めます。

その時は製作中であっても、茶碗は茶を飲むがごとく、ちゃんと持ちます。

勿論、焼き上がっても、その焼き上げた茶碗も再度持ちます。

なので、茶道をしていなくても、楽茶碗は絶えず持っているんですよ!

そこで話は戻って小指の話。

まず、何も持たずに茶碗を持ったイメージで左右の人差し指に力と神経を集中させてください。

次には、左右の小指のに力と神経を集中させてください!

さて、人差し指に集中したのと、小指に集中したのでは、どちらがしっかりと茶碗をイメージできて、またホールドできましたか?

答は勿論小指です。

それだけ小指は茶碗を持つときには大事なんです。

ですから、お茶を飲む機会があったら、ただ安易に茶碗のを持つのではなく、小指をしっかり締めて茶碗を持ってくださいね!

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