楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

一節切(ひとよぎり)の二本目作品

第二の一節切を製作しています。

今回は、前回より少し細めの竹を使用し、木の皮を巻きました。

長さは前回と同じで、一尺一寸一分です。

歌口は前回より削りが浅く、一休さんの一節切と同じようにしましたが、なかなか音が出ません。

この段階はまだ未完成で、これから漆塗りをして完成となります。

一節切は普通の尺八のように、竹の根本で作るのではないため、どうしても竹本体の身が薄いために、息の水分により、膨脹と収縮を繰り返すために、割れを起こしやすいために、糸巻きや皮巻きをすることになるのです。

良いものが出来るまで、後何本の一節切を作るやら。

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