遂に、遂に藤をゲット!
遂にゲット!
一節切に使用する藤を、今日無事にゲットしました。
もう一方の樺(山桜の皮)は、まだ見つかりません。
しかし、今回製作した2本の一節切は、一方は樺巻きをするところを経木とし、他方は藤巻きするところを、急場しのぎで麻糸巻きでしたから、今日はこれからの大きな第一歩となりました。
藤の直径は1.2ミリ。
丁度撒くのに良い直径です。
楽茶碗が本筋で、一節切はたまたま登場した製作物ですが、中途半端はあまり好きではない性格というか、困ったことに突っ込んでしまう性格なので、ある程度は、どうなっているのかをどうしても追求し、材料が欲しくなる困った人間なのです。
でも、単なる言い訳ですが、製作している時は、その得た技術は全く楽茶碗製作に於いてメリットはありませんが、利休と同時代のものを製作していると、その当時のいろんな今は失われたというか、忘れられている技術が何時も頭の片隅に残り、思考の視野が広くなるんです。
言い訳かな?
そんなことで次回、今ある博物館にある一節切の採寸許可が下りたときは、是非本物の一節切同様に、この藤巻きでトライしたいと考えています。