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楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

世界に誇れる日本の縄文文化

昨日の夜に、ある方々からセミナーのお話を頂き、大地のエネルギーに関してのお話だったので、私の専門分野でのご提案として、縄文の笛を提案しました。

ご存じのように、日本の縄文文化は1万年以上も続いた、世界に類をみない程長きに渡り継続した文化です。

ですから、武器などの人を殺める道具は存在せず、平和で物の再生だけを願う文化でした。

当時の平均寿命は30歳。

出生率もとても低く、30%は死産だったと言う研究結果もある位なのです。

ですから、土器などには再生を願うために、女性器や男性器をデザインした紋様が多く描かれています。

また、集落の中心にはイギリスのストーンヘッジのような物があり、中心には男性器をかたどった石物がそびえている集落もありました。

たぶん、再生を願い人々はその回りに集まり、何かの踊りや儀式をしていたことでしょう。

そして各集落の家々の入口の地面の下には、死産や病死した子供を土器に逆さに納め埋葬していました。

逆さに納めることは変に感じますが、母親の体内に居たときの姿で納められたのでしょう。

このように、再生を願うために縄文土器では、女性器や男性器のデザインが多いのです。

また、他のアプローチで縄文文化を味わうためには、笛があります。

縄文遺跡からは、石で出来た石笛や土器で出来た土笛があります。

この笛の用途は現代でも解明はされていません。

ただ何らかの儀式に使われた可能性が高いことは確かのようです。

何故ならば、笛は注意を促すことも、また遠方者に何らかの意味の合図で使うことも出来ます。

しかし、それらのことは口笛で可能です。また出土例から見ても、合図として使われたのなら、相当数の出土があってもよさそうなものですが、そこまでの出土数はありません。

なので、前述のように何らかの儀式のようなことに使われたというのが、今の研究では可能性が高いのです。

そんな縄文文化が日本に存在した訳ですが、セミナーで講演をするとなると、ただ縄文土器らしい物を作るだけでは、セミナーの趣旨とはずれるため、縄文笛を提案した訳です。

1音しか鳴らない笛です。それも「ボーっ」と言う感じです。

弥生時代になると、土笛も歌口以外に6個の穴がありますから、多少色々な音を出せますが、縄文の笛は1音のみです。

でも、たった1音ですが、縄文時代に鳴っていた音なのです。

その音にどのような思いを抱くかは個人差ですが、この世界が縄文時代なのです。

ですから、講演をわたしがするとすれば、その縄文笛に描く紋様は、現代ではヒンシュクを買いそうですが、女性器や男性器の当時の紋様にしてもらいたいなぁ~と思います。

江戸時代になると、このオヤジのような貧困な思考となり、エロエロなんですが、縄文時代は再生を願う高尚な性の描写なのです。

そんな縄文文化を思い描き、笛にそれらの紋様を描いてくれれば、その平和であった長きに渡る文化の一端を味わえると考えています。

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