楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

1+1=2じゃないよぉ~ !

数学の世界では、1+1=2は当たり前ですが、現実の世界では、数式以外この考えでは、答の2にならないことか、たくさんありますね !

実は蓋を開けたら、1と思っていたり、また1に見えていたげど、実は-1だったり、1は仮の姿で実は0ということも。

そうなると、1+1=の答えは-2、-1、0、1、2の5通りの答えが出てきます。

当初の数学的な考えだけだと、答えは2になるはずだったことが、最悪の場合は-2となり、期待値からの誤差は-4。

そのような時は、ショックがより大きくなります。

楽茶碗においても、この計算をミスる時があります。

この調合Aの試験焼成はオーケー !
調合Bの試験焼成も色はいい !

そこで、調合A釉薬と調合B釉薬を合わせれば、合わせた部分はより良い色に成るかもしれないと期待を膨らませます。

しかし、焼いてみたら、調合Aと調合Bの釉薬が重なったところは、見るも無惨な泡の吹き出し !

調合A釉薬と調合B釉薬の相性が悪いのです。

人間も同じですが、釉薬にも相性があります。例えば調合A釉薬と調合B釉薬は相性が悪かったけど、調合A釉薬と調合C釉薬では、バッチリと言うこともあります。

不思議な世界なんです。

人間界でもありますよね !
Bさんから言われたらムカつくけど、同じ言葉をCさんから言われてもムカつかないように !

この相性だけは1+1=2にはなかなかなりません。

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