楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

言えなかった一言

今朝作り上げ、Youtubeにアップした動画ですが、英語が弱いオヤジにとっては、なかなか思いを英語で表すことが出来ません。

それなりの表現になってしまいました。

また、一言言わなかったこともあります。

それは、「飲みやすい」と言うこと。

楽茶碗にとって、このことは大事な事なのですが、丿貫(へちかん)や光悦の事を考えると、このことは表現出来ませんでした。

丿貫は自分なりの作法で自分流のお茶をしていました。なので口作りが自分に合っていればそれで良し。

また、光悦の茶碗を見ていると、プレゼント用の茶碗は、口作りが万人向けに呑みやすい形状になっているのですが、光悦自身が愛用したであろうと思われる茶碗は、特有の飲み方をしないと口作りと口が合わない形状の口作りがあるのです。

なので、本来ですと「飲みやすい」と言いたいところですが、そこは作者にお任せすることにしたのです。

楽茶碗の世界は個性豊がゆえに、難しいことが多々あります。

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