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楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

各々の感性により答えはいろいろ

オヤジのYouTube 、再現窯の動画にて、お叱りのコメントを先日受けました。

挿入音楽がうるさく、戦争みたいだと。
どんなコメントでも入れてくれてありがたいことです。

そうですね、茶道をされている方々や一般の一部の方々には、各々のイメージと言うものがありますから、うるさく戦争のような派手なインパクトのあった挿入音楽だったかもしれません。

昔の楽茶碗職人たちは分業でした。土を作る人。釉薬原料を作る人。焼成する人。フイゴを吹く人などです。

長次郎の作品もそのような長次郎集団の職人たちが焼き上げたものなのです。

これは、楽茶碗に限ったことではなく、日本古来の形態なのです。

しかし、このオヤジは楽茶碗を焼く場合は、殆どが独りです。

作品を作り、施釉し、炭を切り、フイゴを吹いて、作品を焼く。ましてあの動画での再現窯は、江戸時代にあった楽窯の初焼成

どのように炎が回るのか ?どのように窯を温めたら良いのか ?

還元から酸化にするには、どのようにフイゴを吹けば良いのかが全く分からない状態。

普段使いなれている楽窯でも、極度の緊張と一呼吸も出来ないフイゴ吹きの上に、それらの不明瞭な作業に対して、どのように作業すれば良いかの判断は一瞬で決めないとなりません。

正にコメントで言われたように戦争みたいなのです。

秒単位で回る炎の動き、窯の中の還元雰囲気、目まぐるしくて切りがありません。

その雰囲気を映像だけではなく、如何に伝えるか。

これこそが映像だと考え、あのような音楽を使用した訳なんです。

実際の焼きを見ていただければ、納得して頂けることだと思いますが、表現がリアルに伝えれば伝える程難しさがあるのだなと思った瞬間でもありました。

お茶の世界は、作法の世界、取り合わせの世界、いろんな観点があり、いろんな意見や考え方があります。

同様に、楽茶碗の世界に於いても、同じようなことが存在するのです。

でも、このオヤジはこれからもリアルに楽茶碗のことを皆さんに伝えて行こうと考えていますので、よろしくお願いいたします。

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