何処に生えてる実竹さん?
皆さんは今日のお仕事で最後か、もう夏休みの方もいるかな?
オヤジは一昨日、茶杓について今まで知らなかった発見がありました。
茶杓は真竹から出来ているのは当たり前なのですが、全てではないでしょうが、桃山から江戸初期の名品の茶杓は「実竹」から出来ているとのことです。
何じゃ実竹とは?
調べてみました。実竹とは真竹なのですが、中空ではない真竹なんです。なので実竹なのです。
斜面等に生えている真竹の地中茎が斜面により地上に出てしまい、空気に触れて上にのびた真竹らしいのです。
ですから外見は節には根っこのブツブツした突起物がなく、また元々は真竹の根っこですので中が中空ではないんです。
要はこの実竹で茶杓を作っていたようなんです。
何となく合点が行きます。蟻腰のようなあのガクッとした形を作るには、型を作り、糸で縛り上げないと出来ませんが、それでも竹の繊維のために割れて来ます。
しかし、これが地中根であると、真竹自体の繊維の密度も詰まっているだろうし、もしかしたら当時の茶杓が再現できるかもしれません。
しかし、そんな実竹どこにあるのでしょうかね?