楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

これこそ陶芸の原点

先程YouTubeを見ていたら、道具も全て石器、火も昔ながらの手法、全てが人間の営みの原点となるような動画でした。

粘土がある場所で水を加えて練り込んで、石器で木枠を作り、その木枠の中に粘土を入れて粘土のブロックを作る。

ブロックが乾燥したら、積み重ねて窯を作り窯自体を焼き上げる。

この動画をみていると、全て楽茶碗の窯と共通しています。

楽茶碗の窯は大きさと、事前に素焼きしているだけの違い。

電気窯でも、ガス窯でも、灯油窯でもありません。

火炎が下から上へと上がる典型的な楽窯の原理です。燃焼した炭や木材の灰が作品に被らないように、楽茶碗はサヤと言う入れ物に入れて焼くことがありますが、そのくらいの違いだけです。

基本は簡単ですよね!

市販の練炭用の七輪でも楽茶碗は出来てしまう理由が分かりますよね!

ここで大事なことを言っておきます。

窯がいくら立派でも、焼いた楽茶碗がどうしようもなければ全く意味がありません。

窯は楽茶碗が思った様に焼ければ良いのです。

窯の築窯にいくら頑張ってもダメな窯はダメなのです。なので築窯するときは、見映えは考えないで下さいね!

https://youtu.be/D59v74k5flU

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