楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

2014-09-20から1日間の記事一覧

資料作りや比較検討に便利な自家製バインダー

下の写真は見にくいですが、紙バインダーです。私がいつも多用している紙バインダーです。普通、仕事などで使う紙バインダーはバインダー中央に止め金具が付いていて、本のように紙を綴じますよね?わたしは、アメリカ式にしています。 舶来に凝っている訳で…

織部茶碗と楽茶碗は親戚みたいなもの!

利休の切腹後に茶頭となったのは、古田織部ですよね!この織部の沓茶碗と楽茶碗は何故か親戚通し、て言うか兄弟みたいなものです。形は全く違いますが、意匠が同じなんですよ!黒織部や織部黒茶碗の高台や高台脇の土見せ部分を良く見てください。土見せ部分…

秀吉の茶の湯は凄いかも?

茶道となれば、まずは利休となりますよね!茶の湯を確立したのですから、私もそれは納得しています。でも、秀吉のオッサンが凄く気になるんですよね!派手好きだとか、成金モードでみられていますが、茶の湯に関しても相当の数寄者ではないのかな?と思うの…

楽茶碗に起こる二つの割れ

楽茶碗が割れる原因は、使用中の破損は別にして二つあります。一つは「冷め割れ」です。この「冷め割れ」は焼成完了直後に起こります。もう一つは、「残留応力による割れ」です。この割れは焼成後から時間がある程度経ってから起こります。どちらの割れも、…

楽茶碗焼成に於ける記録は大事!

楽茶碗の焼成を何回も行うと、何となく作業工程が分ってきます。しかし、火の感覚はなかなか把握するまで、時間がかかります。その訳は、毎回の気温や湿度、また炭の入荷時の品質に左右されるからです。その差はとても大きく、前回の焼成進行と全く異なる焼…

楽茶碗の焼成にとても大事な「火床」作り!

何かもうすっかり秋の気配ですね!今年の夏はもても短く感じます。さて、今回は「火床」の話し。この「火床」とは、楽窯や七輪楽窯でも焼成をする前のいわゆる「種火」にあたります。この「火床」作業をしっかり行わないと、後々焼成が上手く行かなくなり、…

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