楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

2016-02-28から1日間の記事一覧

嬉しい入会者です。

今、再来週から入会される方からメールを受信しました。作りたい楽茶碗、そしてその技法や各作者の茶碗の違いを勉強したいとのご希望です。明確に自分が勉強したいことがある。これはとても私にとって嬉しいことです。私は今までいろんな茶碗を焼いて来まし…

赤楽茶碗の発色について

赤楽茶碗の発色について説明します。赤楽茶碗の発色は大きく分けて、土からの発色、そして土に黄土や含鉄土石などの鉄分を含んだものを化粧してその化粧土による発色があります。例えば、光悦で人気のある赤楽茶碗の「乙御前(おとこぜ)」は土からの発色です…

今の日本に思うこと

我がニッポン。先日の統計で人口が約94万人減ったということ。1920年以来初めてだそうです。要は産まれてくる子供より、亡くなる方々が多いと言う現象です。これは何年前から分かっていたことなのに、保育園の待機児童は一向に減らなく、働いて安心して子供…

楽茶碗の焼成に使用するサヤについて

楽茶碗の焼成に使うサヤについて説明します。サヤは別名「内窯」とも言います。内窯と言うには、当然外窯もあります。この内窯と外窯がセットになって楽窯なのです。外窯と内窯(サヤ)の間は大体決まった指3~4本位の隙間があり、そこに炭が入ります。ただし…

昔の楽茶碗を焼くには

昔の楽茶碗を作るには、現代の陶芸の知識は必要ありません。何故なら、現代の陶芸が最高なら、既に長次郎等の作品が寸分違わず再現されているはずです。それが出来ていないと言うことは、現代こ陶芸知識とは全く別の角度からの視野や視点、そして別の知識が…

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