茶杓の櫂先に白刃の切先を思う
抹茶をすくう茶杓。過去の偉人達はいろいろな茶杓を自作していますね!
皆さんはどなたの茶杓が好きですか?
櫂先(かいさき)即ち茶杓の先端ですが、私はこの場所に凄く興味がわきます。
利休作の茶杓の櫂先は、薬匙の派生した形に取れますが、織部、上田宗箇、光悦作の茶杓の櫂先は白刃の切先(きっさき/刀の先端)を思わせる怖さを秘めています。
隙を許さないというか、恐ろしい緊張感がそこに存在します。
武将が作り上げたからでしょうか?刀にいつも接している環境にいた光悦だからでしょうか?
切先と櫂先には何故かとてつもない思いが込められている感じです。
茶杓は茶道具店に行けば、竹材は簡単に入手出来ますよね!
皆さんも、櫂先が白刃の切先のような茶杓を作ってみてはいかがですか!