いろんな日本文化から技術や感性を知り自分の表現に生かすこと
先日、書道の号をお持ちの方からYouTubeにアップしていた「光悦色紙帖にて」という題の動画によって、ただ光悦の字を見ているのと異なり、音楽があるだけでより字のイメージが浮かびやすいとのご感想をいただきました。
自前の例で恐縮なんですが、人間は見る感覚もあるけど、「音」、や「味」の感覚にはかないません。
昨夜もお話したようにYouTubeにアップする動画編集をしましたが、いつも動画編集に使用する音楽には悩みます。
楽茶碗というとイメージが余りにもあるイメージとして定着しているため、軽い音楽だと違和感を覚える方もいらっしゃるとおもいます。
違和感を覚えたら動画で伝えたいことは伝えられなくなります。
しかし、私は単なる固定的なイメージではなく、人の感情、人の動きに重きを置いているんです。
ですから、私の動画をご覧になる場合は、音楽を含めて感覚を伝えていますので、その感覚を味わっていただければありがたい限りです。
楽茶碗の製作だけに興味がある方でも、前述の「光悦色紙帖にて」の動画での色紙の字体は勉強になります。
全く字に興味がない方でも、字を絵として見てください。デザインとして見ても構いません。
一切の今までの固定概念にとらわれないで、新たなる角度で日本のいろいろな文化や工芸、美術に目を向けると、自分なりの何かが発見となり、その発見が自分の作品に知らず知らずのうちに反映されていきます。
技術は時間があるときに動画で紹介していきます。しかし感性はみなさん自身が育てていただけなければ、その技術を生かすことは出来ません。
感性を育てるいろんな題材も楽茶碗を問わずご紹介していきますので、楽茶碗に表現できる自分なりの感性を育てていってください。