楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

楽茶碗の見方は、まず好きか嫌いか!

楽茶碗の見方?皆さんは分かりますか?

楽茶碗の一般的な見方を知りたい方がいらしたら、他のネット情報をお勧めします。

私の見方は茶碗製作者としての見方しかできませんから!

それでも聞いてみたいという方がいらっしゃると思いますので、頑張ってメチャクチャな日本語ですいませんが説明します。

まず、楽茶碗の見方は初めも最後も「自分の好き嫌い」での判断しかありません!

拍子抜けしましたか?でも事実なのです。

例えば、私が、今写真付きで「この茶碗はドコドコが良くて最高の茶碗です!」と説明したとします。

視聴者の皆さんは、私のお薦めした茶碗の写真を見て、間髪入れずに「最高の茶碗だぁ!」なんて思いますか?

思わないですよね!それの感覚が普通ですよ!

この事例と同じように、楽茶碗の情報を得ても、知識を得ても、ストンと心に落ちるのではなく、たまたま自分の好きな形の茶碗だった以外は、見方が分かったとしても、ただそれだけのこと以外に嬉しくなる見方は出来ないんです。

この「嬉しくなる見方」は抽象的な表現なんですが、そもそも嫌いな茶碗の見方なんか知りたくもないんですよ!

好きな茶碗だからもっと知りたい!こんな表現がホントではないですか?

だから、初めも最後も楽茶碗「自分の好き嫌い」が大事となります。

例をもっと簡単に説明してみます。

男女問わず好きな異性はいますよね!何故好きなんですか?

私にはロジックでまとめられた説明なんか不要です。相手が好きな感情を突き詰めれば、答えは「好きだから好き」となりませんか?

それは感情ですから、説明の余地はないんです。

同じように、茶碗も説明すれば、切りがなく、またもっともらしく説明はできます。

でも、自分が単に嫌いであれば、見方も糞もないんですよ!

この感覚、理解できますよね!

女性が嫌いなタイプの男性を、あの男性はドコドコが良くて、この部分はいいよ!なんてアドバイスしても、そのアドバイスを少しは考えるかもしれませんが、「やっぱり好きになれない!」となりませんか?

反対に男性でも同じです。男女とも全く同じです。

女性の見方や男性の見方という情報が入っても、だだ頭の片すみに入っただけで、やはり自分の好みで決めてしまうものなのです。

ですから、楽茶碗の見方は「自分の好き嫌い」が土台になります。

でも、その好き嫌いの感情や考え方も経験や歳によって、また考え方により、変化していきますね!

なんで、あんな男性と付き合ったんだろう?とか、あの女性のどこがよかったんだろうか?なんて後悔することも人生にはあります。

全く反対に、自分の過去の経験では得られなかった良さを発見することもあります。

全くこの事例と同じなんですよ!茶碗の見方は!

まず、自分茶碗が既にあれば、また無かったら、本が何かで自分の好きな茶碗を見つけてください。

これからブログや製作動画でドンドン細かい造作や造形の何故そうするのかを説明していきます。

その情報を元にして自分の好きな茶碗を新たな目で見てください。

するといろんな発見があります。

その発見は自分自ら発見したことですから、ドンドン茶碗の現実の見方が分かってくるのです。

急がば回れですからね!

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