楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

「楽」だから楽茶碗、でも難しい茶碗

楽茶碗は「楽」だから楽茶碗、何て言ったら軽蔑されますかね!

でも、オヤジギャグみたいですけど、ホントの話です!

私は、過去に穴窯とか焼いて来ましたけど、他の窯と違い、楽窯は小さくて場所も取らず、大量の薪も必要ありません。

七輪でも焼けてしまいます。楽みたいな感じはするでしよ?

楽茶碗以外のやきものではそうは行きません。

窯に入る量の作品を作り、一回の焼成でたくさん焼けますが、絶え間ない試験焼成は気軽に出来ないんです。また薪の費用もバカになりません。

しかし、楽窯は一碗しか入らないので(数碗入る窯もある)、実際の茶碗で試験焼成は気軽に出来てしまい、費用も薪窯と比べれば安価で焼成出来てしまいます。

そして、初心者でも失敗はしれています。一碗二碗焼けば、目指す茶碗は無理でも、何とか焼くことは出来ます。

お気軽で簡単でしよ!

でも、この話はまだ終わりではありません。


確かに気軽で簡単な楽ですが、自分が目指す色や色彩を出すには、大変な努力と粘りが必要となります。

自分の満足度や目標の茶碗か高ければ高い程大変になると言うことです。

よって、楽茶碗とは、簡単でお気軽楽茶碗〜超難解楽茶碗までその領域が広いやきものなのです。

「楽」だから楽茶碗も正解!楽茶碗は難しいも正解なのです。

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