楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

一日に何碗焼けるか?

今日の仕事はやっと終了しました。
昔の映画ではありませんが、THE LONGEST DAYでした。

私の場合は、今まで一日で焼成した楽茶碗は最高で10碗。でも普通は5碗でクタクタです。

なんせ、遠赤外線で身体の中から火照って来て終い身体が保たなくなります。

熱い上にフイゴの吹きで、よりクタクタになり、エナジードリンクのMonsterでも無理です。

これが、ガス窯やコークス窯だと楽ですが、自分で昔ながらの窯で焼成しているのだから仕方ありません。

時たま話す七輪窯はその点案外熱くはありません。

ただ、黒楽茶碗を焼くのであれば、フイゴはやはり疲れるんですよ!

あとは、七輪のメーカーを選ばないと、すぐ七輪が高温で融け始めて使い物にならなくなります。

七輪自体が融けるなんて信じられないでしょ?

炭の灰が七輪と交わり、自然ゆう役となり、七輪を侵食してしまうのです。

よって、今の安い中国製の七輪は使ってはいけません。

侵食が兎に角激しいです。

また、新しい七輪を使う場合は、七輪に塗ってある塗料の匂いなのか、嫌なガスが出ます。

時間が経てばその匂いはおさまりますが、むせるので注意してください。

話が一日何碗焼けるかからだいぶ脱線してしまいましたが、七輪であれば、3碗は赤楽だったら楽勝で、黒楽茶碗でも2碗であれば、そんなに疲れませんよ。

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