楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

七輪を使った楽茶碗焼成はブロアー禁止です。

多少薬が効いて来たので、楽茶碗にカンバックです。(薬=パブロンです)

私はフイゴで焼成していますが、七輪で焼成するのだったら、ブロアーもしくはドライヤーの送風で代用出来ると思いますか?

答えは、出来ますが、なるべく避けた方が良いです。

ましてちゃんとした楽茶碗をやきたいのであれば、絶対に止めるべきです。

何故なら、茶碗が汚くなってしまうからです。

それでも構わない方は、無理には止めません。

ブロアーやドライヤーではただ空気を七輪に送り込んでいるだけなんですよ!

フイゴだって同じじゃないか?と思うでしょ!

違います!フイゴは構造が二つの部屋に別れていて、その部屋の体積の比率は10:1以上あり、空気を圧縮して七輪に送り込むため、七輪内で一気に膨張して、炭の隅々まで酸素を回します。

しかし、ブロアー等は圧縮されない大気圧の空気なので、送風の力のみであり、隅々まで空気が回りません。

よって、一部のみが異常燃焼して温度がそこだけ上がったり、また炭のカスを巻き上げて、茶碗を汚くしてしまうのです。

なので、七輪で赤楽茶碗の場合は、フイゴを使用しなくても焼けるので問題はないですが、黒楽茶碗を焼く時はフイゴを使用してください。

でも、フイゴがない!と言う方もいますよね!

任せてください!フイゴは市販されていないので、依頼すると何十万円もします。

そこで、オヤジは考えました。

フイゴの設計図と作り方、メンテナンスの仕方、フイゴの吹き方などをいつか制作して、希望者に安価で販売します。

そうすれば、自分で材木を買って、その設計図をみて作れるでしょ!

壊れても、自分で作ったんだから、すぐ直せるし、また大型のフイゴが必要になったら、その設計図の寸法を倍にして作れば問題なし。一生物だしね!

いつか、フイゴの設計図を作りますから、希望者は気を長くして待っててください。

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