楽茶碗の焼成に必要な炭（備長炭のオガクズ成形炭）
名の通り、この炭の木材は木材加工で出たオガクズを固めて作った（白炭）です。
白炭だから一般名の「備長炭」と言っています。
この炭の特徴は炭の形状にあります。四角い竹輪のように真ん中に穴がある炭です。
今では焼き肉などの炭として良く見かけますね！
このオガクズ成形炭は大体が中国製で、日本が現地で作らせているものから、まるっきり中国管理の中国製まで品質の差が激しい炭です。
質の悪い成形炭は火力は上がらず、オキばかり溜まります。
質の良い成形炭で話を進めますが、この炭の利点は炭切りがとても楽です。
全て均一な竹輪のような炭なので、パンパン気軽に炭切りができます。
また、匂いも余りなく、火の粉もほぼ出ません。
火付はとても良く、燃焼も早いです。火の持ちもまあまあかな！
欠点は、オキが多いです。また、備長炭と歌っているのでの一応白炭ですが、ウバメガシの白炭より火の持ちは悪いです。
しかし、気軽に炭切りは出来るは、煙も火の粉も少なく、炭が弾けることもないので、これから本格的に楽茶碗を焼成してみたいと言う方にはお勧めの炭です。
