楽茶碗は大嫌い!? でも茶碗を焼きに焼きまくる男『迷雲』のブログ

楽茶碗の製作は地味で熱いなどシンドイことばかりですが、楽茶碗師『迷雲』が製作を通して感じたこと、知っていること、時たま脱線したこと(いつもかな?)を書き綴っていきます。

カラスに水をかけたような黒楽茶碗

「カラスの濡れ羽色」。最近は余り聞かない色ですが、江戸時代はこの色合いが好まれていた感じがします。

全ての作品とは言いませんが、楽家三代の道入並びに光悦の黒楽茶碗を見ると、その「カラスの濡れ羽色」を表現した黒楽茶碗があります。

黒楽茶碗の黒色の中に青色が入っている色合いです。

この色合いは瀬戸黒の一部の茶碗にも見受けられます。

日本人は「カラスの濡れ羽色」は案外好きな色だったのかもしれません。

黒の色もたくさんありますよね!

今でもブラックスーツを見るとたくさんの黒があります。

黒はたくさんの色の集合体ですので、色がたくさんあれば有るほど、シチュエーションにより色が変わるので、カラスも雨上がりが一番綺麗なカラスかも知れません。

f:id:mei-un:20140930161412j:plain

Copyright 2014 meiun All rights reserved.